ジスロマック

[YD]よのって、誰?

いや、正体はバレバレなんだけどね(笑)

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2013.06.09 Sunday

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    2011.07.09 Saturday

    祝!九州!!すごいことになってたんだねぇ\(^o^)/

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       いやそんな事とは露知らず…

      先日ツイートしたこの記事の「九州新幹線開業イベント」。
      ツイートしたとおりどうも涙がこらえきれなくなってしまったのだけれど、世の中同じように思っている人が多く、かなり話題になっていたんだと、感心しつつ納得したりもした。

      もう、映像を観ているだけで思いや考えはいくらでも浮かんできて、それをいくらでも文章に出来そうなんだけれども、とりあえずまとめ切れないまま列記しておこうと思う。

      ●経緯

      九州新幹線開業を目前に控えた2月20日、鹿児島中央〜博多をノンストップでゆっくり走る新幹線に向かって、沿線から「手を振ろう」というイベントを実施。

      CMで参加者を募り、結局1万人以上の人がイベントに参加。
      この模様を車内から撮影。開業直前にあたる3月9日からCMとして放送開始。

      3月11日、東日本太平洋沖地震発生。CM自粛。「幻のCM」になってしまう。
      後にその映像がYouTubeで公開されて、「日本を元気にする」と全国的な反響を呼ぶ。

      …っていうところで合ってるでしょうか(笑)。

      ●作り手側の思い

      まずは、3月9日の放送開始からわずか2回しか流されなかった、180秒の「総集編」バージョン。


       3分という異例の長さのCMでありながら、飽きることがない…という声にボクも賛成。
      何度見ても飽きない…ではなく、何度でも見たくなる。で、見るたびに涙が出そうになる。

      この映像、JR九州が公式にYoutubeで配信しているもの。で、配信されたCMのすべてが公開されている。

      http://www.youtube.com/user/shuku9wave

      YouTubeでは、それだけでなく、「各駅間ロングバージョン」もすべての駅間分公開されている。

      その「CMでカットされてしまった部分」をもできるだけ取りこぼさずに網羅したい…という思い入れを、公式ページだけでも感じることが出来る。

      キャンペーン公式ページでは、YouTubeだけでなく、2000枚に及ぶスチール写真も公開されていて、参加してくれたすべての人を大切にしようという思いが、伝わってくる。

      まずは作り手側の感情として。
      ボクはブロの編集者ではないけれど、わずかに想像出来る気がする。
      これに限らず、企画というものは、立案した時点では、あくまで企画でしかない。
      それがどのような物になるかというのは結果を見ない状態で話し合う「机上の空論」であって、制作側にも実感を伴っていない。
      おそらく「できるだけ反映させよう」的なお題目も、企画の段階では空回りしていたはず。

      ところが蓋を開けてみると、あれだけの人が集まり、あれだけ趣向をこらしたパフォーマンスが展開され、あれだけの人が「手を振っ」てくれた。

      多分、制作にあたったすべての人の心に「火がついた」と思う。ちょっと大げさかもしれないけれど。

      鹿児島中央から博多まで、営業運転よりゆったりとした時速80キロで、3時間15分(くらい?)かけて走行した…と聞いている。
      もちろん、やり直しなしの一発勝負。

      先で誰がどんなパフォーマンスをしているかわからない状態で、見つけた被写体にフォーカスを合わせることの繰り返し。
      多分取りこぼしてしまったものもあるだろうし、うまくフォーカスを合わせる事が出来ないまま通りすぎてしまった場所もあるはず。

      高層マンションでは、各階、各部屋から手を振ってくれるすべての人をアップにすることは恐らく不可能だっただろうし、各駅のプラットフォームで手を振ってくれる人たちが、カメラとの距離と速度の関係ですべて「流れてしまった」事などは、多分自分がカメラマンだったら悔しくてしょうがなかっただろうと思う。

      空撮、イベント会場として解放されていたスポット…それらを合わせた膨大な映像を見てしまうと、「その中からCMとして使う映像を絞り込む」という作業が、いい意味で「地獄」になる。
      これだけの映像が集まると、「絞る」なんていう残酷な作業は、したくなくなるはず。
      極論すれば、発車前から到着後まで、すべての映像を見てほしい」と思ってしまうんじゃないか、と。

      もちろんJR九州の企画部門とプロの制作会社がつくるわけで、確実に枠内に収めたCMを何パターンか作る…という目的は達成するのだろうけれど、それと思い入れの話は、別。
      YouTubeのCM集を見ると、単に仕事として作ったCMではなく、委託側、受託側どちらもが「思い入れを持って」作ったCMなんじゃないか…と思う。そう思えることが、「ただ手を振っている人」を並べただけの映像が、感動を呼ぶほどになっているひとつの理由だろうと思う。

      ●参加者の愛情

      ただ目立ちたいだけの人ももちろんいたと思う。
      ちゃっかり宣伝をしている沿線企業もいたりする。

      でも、それでいいじゃないか、と思えたりする。

      恐らくそういう人たちもすべて、「自分の街を通る新幹線」を考えいしているし、そこに何らかの希望を見出してもいるだろうと思う。
      ボクは生まれも育ちも神奈川県横須賀だけど、うんと昔このブログでも書いたとおり、父方の実家は佐賀にあり、その父は終戦後しばらく遠賀川沿いに住んでいた時代があり、さらに本籍は熊本、今の阿蘇市にあった。
      だから、いく度か身近に九州を感じる…事が出来る環境にあった。

      早い時期に関門トンネルが開通し、本州と「地続き」のアクセスがあった福岡はともかく、他県までそのメリットが享受出来ているというかというと、必ずしもそうではなかったはず。
      しかも、九州の外周を囲むように発達した鉄道網は流通にも何がしかの影響を及ぼしていただろう事は想像に難くなく、南北を縦断し、それだけにとどまらず大阪までの直通ルートを確保する結果につながった九州新幹線の全通は、九州の人たちにとって大きな「希望」の種なんだろう…という気がしている。
      もちろん九州全土が一丸になっているわけでなく、当然各論では反対…という人も多いのだろうけれど、多くの人が九州新幹線を肯定的に捉え、歓迎しているのだろうと思う。
      そうでなければ1万人は、集まらない。

      作り手だけではなく、参加者もちゃんと何かを思っている。

      「きっと、日本で一番幸せな、新幹線です」
      というキャッチコピーは、事前の企画で提唱されていたのではなく、実感としてあとから付け足されたものなんじゃないか…なんて思ったりもする。

      ●「未来」に見えるもの

      それが何であるか…という予想図が確実に見えている人は、少ないと思う。
      だけれども、漠然とした「未来」は誰もが感じているはずで、その未来は明るいものだと信じている。

      東海道新幹線が「夢の超特急」として生まれたのが昭和39年。
      その頃のことはボクは知らないけれど、恐らく同じように「明るい未来」を思い描いていただろうと思う。
      それは、今首都圏や中部圏の人間がリニア新幹線に抱いている感情とは、恐らくまるっきり別個のものだろうと思う。
      スケールも、きっと違う。

      新しい乗り物というものは、恐らく人にそういう「未来」を思い描かせるものなのだろうと思う。
      その、未来への希望という物が未来を実現する原動力になり、未来を創り上げる力になる。

      CM中の「祝!〇〇」のロゴは、その昭和39年当時、東海道新幹線の開業時代を意識した物なんだろうけど、単なる箱として、あるいは移動手段としての新幹線ではなく、あの頃みんなが思い浮かべた「未来」への原動力としての新幹線なんだ、という思いが強く現れている気がする。

      他の新幹線同様、激しい誘致運動、土地買収、いわゆる「利権の引っ張り合い」的な泥沼を、他の新幹線同様経験して九州新幹線も生まれているわけで、単純に「希望」「未来」というポジティブな言葉だけを並べてお祭り騒ぎをしていれば良いという事ではないのかもしれない。

      だけれども、現実として生まれた新幹線は、少なくとも沿線の、もっと広い意味で九州全体の「希望」を背負っている。
      あれだけの人がそこに「未来」を託して受け入れ、歓迎もしている。

      それでいいではないか、と思う。
      今、必要なモノは揃っていて、明日は思い浮かべることができても、未来を思い浮かべろ…といわれてもハタと困ってしまうくらいの世の中なのだ。
      未来を思い浮かべる事が出来る。それを原動力に未来を創ろうという力が生まれる。
      それが出来る…という環境は、ある意味とても羨ましかったりする。

      ただ、過去の新幹線は、いくつもの失敗を重ねている。
      開業に伴った急速な都市開発で失われる豊かな環境、速達列車の停車、不停車で生まれる沿線格差、新駅やアクセスラインをめぐる新たな利権争い…なんていう話は必ず出てくるんだろうと思う。
      それは少なくとも、その話が出てきた時点で「経済の発展」という未来の形の、ひとつの実現を迎えた証拠ではあるんだろうけれど、決して人を幸せにするものではない。

      そういう意味では、「先輩たち」は成功と失敗の両方をちゃんと経験している。
      出来ることならそういう失敗を教訓に、少しでも良い「未来」を手に入れてくれると嬉しいな…と思う。

      ●「笑う」という事

      このCMが「日本を元気にする」と言われる理由は、映像を見れば一目瞭然だと思う。
      映像の中では、みんなが笑っている。
      屈託なく、希望を持って、全身で、手を振りながら、満面の笑みを浮かべている。

      どうもただでさえ景気がパッとしない状態が長続きし、やっと回復の兆しが見えてくれば頭を抑えられる。
      そして、3月11日の地震。原発、電力不足…。

      たしかに「屈託なく笑う」という事は、とても難しい。
      まして、希望を持って笑うなんて、それこをどうして良いのかわからなかったりする。

      希望を持つ、笑う…それは前に進むための原動力なはずなのに、その対象を見つけられない。

      「ひとつになった九州に、新しい力が生まれています。
      ひとつになった九州から、日本は楽しくなるはずです。」

      少なくともその「お手本」を見せてくれている。ボクたちもそうやって笑えばいいんじゃないか、と思わせてくれる。
      今、東日本の復興という事を考えると、まだまだ笑う気持ちになれない人もたくさんいるはず。

      でも、笑える人からひとりずつ、笑えるようになれば良い。
      ひとりずつでも、その輪が広がっていけば、きっとみんなが笑えるようになる。

      そう思わせてくれた…というだけでも、少なくとも「ひとつになった九州」は、日本を楽しくしてくれているのかもしれない。
      多分、それは大きな力になる。そう信じたい。

      ●その他

      なんだかちょっぴり長崎が可哀想(笑)。

      もう忘れてしまっている人もいるかもしれないけれど、九州新幹線には2ルートあって、今回「全線開通」したのはそのうちの「鹿児島ルート」。
      もうひとつの九州新幹線である「長崎ルート」は、当初計画から山形・秋田新幹線のように一部区間を在来線ルートに乗り入れる形で計画されているものの、一部区間が形になろうとしているものの、「長崎ルート」そのものの是非さえ固まっていない、不安定な状態にある。

      当初から新幹線構想のない、あるいは地理的に実現の難しそうな日豊本線ルート(小倉から九州の東側沿岸、大分、宮崎を通って鹿児島に抜けるルート)は残念ながら別の問題として、「全線開通」の仲間から外されてしまっている。
      佐賀はかろうじて新鳥栖を通っているおかげで「仲間入り」出来ている(笑)けれど、本当に長崎だけ蚊帳の外。

      長崎は個人的に好きな場所でもあるし、子供の頃の記憶に直結していたりもするから、その「全線開通」から取りこぼされてしまっている現状を、我が事のように複雑に感じてしまう(笑)。

      まあ、いわゆる「フル規格」の九州新幹線は全線開通…という事でいいのか(笑)。
      山形・秋田・長野のそれぞれの新幹線が開通したとき、「踏切のある新幹線って、もうすでにそれ違うでしょ(笑)」とかこっ酷いことを言った記憶があるけれど、長崎ルートに関しては、なんとしても実現して上げてほしい…と思ってしまう我儘さ(笑)。

      あ、ちなみにCM中使われているマイア・ヒラサワの「Boom!」という曲、このCMにぴったり。
      九州新幹線は、たしかに走りだそうとしています…とか言っちゃうとカッコつけすぎか(笑)。
      180秒バージョンでほぼ全曲通しのものが聞けます。ぜひそんな感じで聞いてみてください。

      多数バージョンのCMが作られ、未公開シーンをまとめた映像が作られ、さらにDVD化されて販売されたものがあまりの反響の大きさに生産が間に合わず…
      恐ろしく反響を呼んでいる…というのは、みんなが笑ったり、泣いたり、そうすることで前に進むきっかけを作りたいと思い始めてるんだ…って、信じたいよね。

      JR九州 九州縦断イベント公式ページ
      http://www.shuku9.com/

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